漢字は字数が多くて覚えにくい?
「漢字は字数が多いから複雑で覚えにくく非効率的だ」
という俗説がありますね。
たしかに漢字という文字の数は10万字を軽く超えます。
常用漢字だけで2000字にもおよび、
さらに日本語には音読だけでなく訓読もありますから、
漢字を学習することはいっけん難しそうにみえます。
しかし、ホントに漢字は覚えにくく非効率的な文字でしかないでしょうか?
英語だって覚えるべきことはたくさんある
日本語の漢字と比べていっけん簡単にみえます。
しかし、よく考えてみてください。
その26字さえわかれば…
あとは覚えるべきことがまったく残ってないでしょうか。違いますね。
英語だって覚えるべきことは山ほどたくさんあります。
むしろ漢字を使う日本語よりも覚えるべきことが多いのです。
日本語のように2000字の漢字を覚えなくてもよいですが…
その代わりに英語は数千数万の単語のつづりを一々覚えなければなりませんね。
漢字(および日本語)だけが、学習量が異常に多い文字・言語であるわけじゃありませんよ。
英語だって、覚えるべき単語のつづりは多いのです。
漢字だけが難しく大変だなんて「ウソ」である
そもそも日本語(などの東アジアの言語)が、
「漢字の数が多いから覚えるのにたいへんだ」というなら…
英語(などのヨーロッパ言語)だって「つづり」が多いから、
同じく覚えにくいことになるでしょう。
むしろ、単なるアルファベットだらけのつづりを、
しかも何千何万とおりにいちいち覚えなくればならないなんて…
そちらのほうがよっぽど大変じゃありませんか。漢字と比べて。
英語(とヨーロッパの言語)より、日本語の漢字が覚えにくく複雑で非効率的だ、という話は全くの「嘘っぱち」です。