島津編 - プロローグ
九州の南の果てにある薩摩の国。
その土地には、はるか昔から「薩摩隼人」と呼ばれて、恐れおののかれてきた精強な戦闘集団がいた。
時は戦国の世。
有力な大名たちはますます対立を深めていた。足利将軍家は、諸大名の対立を仲裁するにはあまりにも無気力である。
日本の山河は戦乱によって引き裂かれようとしていた。
そこで、島津家率いる薩摩が立ち上がった。
足利家を倒し、戦乱に陥ろうとする日本を平定するために…
第1話まとめ:
- 織田と土岐によって応仁の乱スタート
- 島津は九州全域と山陰を征服
- 細川はボコられる、足利は尊大
- 世界的大都会、鹿児島
1444年、プレイ開始
このプレイで、島津を選んだ理由は2つです。
海外ユーザーからは「東洋のプロイセン」と評され、
やはり織田など他のメジャーな大名と並んで人気のあるOPM大名の一つです。
以下がその島津のNIです。
(伝統) 歩兵戦闘力+10%、陸軍伝統低下-1%/年
薩摩隼人:陸軍士気+10%
薩南学派:人的資源回復+15%
三州統一:生産効率+10%
釣り野伏:規律+5%
種子島:陸軍射撃ダメージ+10%
沖縄貿易:交易制御+20%
早くからの近代化:技術コスト-5%
(宿願) 税収+10%
日本NIもなかなか優秀ですが、ここではプレイ終了まで島津NIを持ち続けることにしました。
2) 日本の「端っこ」にある
たとえば織田の場合、優秀なNIを持っているにも関わらず、まわりが敵に囲まれているのがペナルティになっています。
特に真北にある土岐の要塞がとても邪魔ですね。
それに対し、島津の場合は「日本の端っこ」にありますから、両方から攻められる心配はないです。
そして先に九州から統一して十分な海軍さえ備えれば、敵の大名に攻め込まれる心配はなくなります。
たとえ本州攻めに失敗したとしても、関門海峡を封鎖して、とりあえず九州にこもって立ち直る余裕が生じるわけです。
というわけで、島津編プレイ開始です。
とりあえずそのままライバル指定し返しましょう。
早かれ遅かれ奴らを併合して、さっさと九州を統一すべきですから。
応仁の乱(※織田 vs 土岐)
事実で応仁の乱は、山名家と細川家によって、1467年に発生しました。
が、ここではプレイ開始から早速(1445年4月)も、応仁の乱が勃発してしまいました。
…織田と土岐によって。
「やってみろこらー!スッゾコラー!」
「ああ、何という険悪な雰囲気の連中だろう(棒)
奴らとは、決して関わってはいけない(嘘)」
よりによって上の説明で言及された織田と土岐が乱を起こしたのです。
果たして織田家は、土岐という邪魔すぎる障壁を乗り越えて…
天下布武という偉大な夢を達成できるのでしょうか??
「そうはさせるまい。このプレイで主人公は我々島津家である。
たとえ織田であっても、この日本にいる全ての者は
我々の軍門に下るべし」
そうです。天下布武を達成すべきなのは、今回の主人公、島津です。
勝手にオラついて喧嘩をおっぱじめる織田と土岐はしばらくほっときましょう。
「ああ、何という険悪な雰囲気の連中だろう(棒)
奴らとは、決して関わってはいけない(嘘)」
よりによって上の説明で言及された織田と土岐が乱を起こしたのです。
果たして織田家は、土岐という邪魔すぎる障壁を乗り越えて…
天下布武という偉大な夢を達成できるのでしょうか??
「そうはさせるまい。このプレイで主人公は我々島津家である。
たとえ織田であっても、この日本にいる全ての者は
我々の軍門に下るべし」
そうです。天下布武を達成すべきなのは、今回の主人公、島津です。
勝手にオラついて喧嘩をおっぱじめる織田と土岐はしばらくほっときましょう。
ちょうどその時…
島津を除くの九州勢はみんな、尼子とドンパチしていました。
尼子を相手している奴らに、こちらに割く兵力は足りません。
菊池と伊東は、山名と同盟を結んでいますが、あいにく山名も一緒に尼子との戦争に参加しています。
いま菊池に宣戦しても、山名まで巻き込んでしまう心配はありません。
「ありがとう尼子。おかげで九州統一が捗るぞ!」
九州征伐、スタート
機会を逃さず、さっそく菊池に宣戦しました。
そして怒涛の勢いで肥後を占領しました。
日本統一計画の第一段階、
九州統一を目指す島津家の、最初の戦果でした。
慌てた菊池は、急に兵力を連れ戻して応戦しますが…
「そんな雑魚どもで我々に勝つなど、千年早い!」
精強な島津軍には相手にならなかったんです。
しかも向こうは尼子との戦争で兵力が分散されている状態。
島津は着実に九州を手中に収めていました。
勝ったのは織田(笑) … そして税ばかり取り立てる足利
一方、その頃…
応仁の乱を引き起こした元凶、織田と土岐。
勝ったのは、やっぱり織田でした。信長公はまだ生まれてもないのにですが…
同じ頃、山名は…
領地の大半を佐竹に占領されて、虫の息のように見えます。
どう見ても山名の運命は残りあと僅かです。
しかし、ここで突然、何の音沙汰もなかった将軍家の足利が割り込んできました。
いかにも尊大な態度でこちらによってきた足利将軍。
そして何のことわりもなく、図々しく税金を取り立てます。
おかげで薩摩プロビの基礎税収が2減りました。
山名の侵攻……だが、ウドの大木だった
プレイ開始から(ゲーム時間で)10年もたたないうちに九州のほとんどが島津の手に落ちました。
細川が地味に邪魔をしてきますね。
でも、とりあえずはほっときましょう。
でも、とりあえずはほっときましょう。
あとはさっさと博多を攻め落として、大内の領地を山名と分かち合うだけです。
…おい、待て…
え?…山名…?!
たしかに、ついさっきまで崖っぷちだったはずなのに、いつの間に…!
まったく予想外の事態です。しかも…
島津が絶賛占領中だった博多が、あっさり山名の手に渡ってしまいました。
そして同時に、山名が喧嘩をぶっかけてきました。
ちょっとビビりましたね。
こちらはまだ博多の要塞すらも落とせてないのに…
向こうは(博多を除いても)7プロビも持っている、こちらよりも大きな国です。
(ちなみに細川は、なぜか長崎から撤兵しました。
あと少しで占領できたにもかかわらず。
おかげで少弐は、こちらが無事に併合しました)
だが…
予備の人的資源こそ山名が勝ってるものの…
いまのところ、実働兵力はこちらの方が上です。
敵の人員が補充される前に、さっさとケリを付けなければなりません。
早く博多要塞さえ突破できればなんとかなるでしょう…
そして突破しました!
それだけではありません。
関門海峡を超えた島津の軍勢は、破竹の勢いで逆に山名の領土を蹂躙しています。
九州統一のみならず、本州側の要衝である出雲の要塞を確保したおかげで、
さらなる東への進出も、九州の防御も捗るようになりました。
できるならこのまま旧山名領を全てこちらの物にしたいのですが…
また細川が邪魔をしてきます。
(丹後を占領しているあの細川軍ユニットって、実はついさっきまで長崎にいた連中だったかも?)
というわけで山名の領地は、ご覧のように細川と分割しました。
まあ、細川じゃなかったとしても…
どうせ過剰拡大、コア化費用など…諸々の問題によって山名の完全併合は無理です。
何よりも注意したいのは、(しばらくの間)プロビを10個以上持たないことです。
もし大名としてプロビを10つ以上獲得すると、将軍側から「改易」CBが発動されてしまいます。
現在、島津も細川もそれぞれプロビを9つずつ持っていますね。
あと1プロビで、改易に遭う危険が生じます。
だがこのまま永久に足利の下僕であり続けるわけにはいきません。
次に領土を拡張するときは、1プロビだけ…ではなく、
一気に多くのプロビをもぎ取って大胆に国力を拡張すべきでしょう。
足利が先制攻撃しても、対抗できるように…
こちらとほぼ同規模である細川。
案の定、こちらをライバル視しています。しかも…
いつの間に細川がMIL技術レベルを5まで上げました。
一方、こちら島津の技術レベルは、GC開始時点の3/3/3のままです。
技術面で今は他国に遅れをとっていますね。
だが島津家の選択は、無理して技術レベルを上げるのではなく…
アジア第一の大都会薩摩… そしてそれを狙う細川
首府の薩摩を熱心に耕すのでした。
もちろん島津家の経済力を増大するためでもありますが…
何よりも、Institutuion「ルネサンス」を自力で発生させるためです。
ルネサンスを受け入れるために官民力を合わせて開発に勤しんだ結果…
薩摩は大都会となりました。
しかも開発度が40にも及ぶ、アジア第一の大都市です。
北京、南京さえも軽く超える巨大な街になりました、あの鹿児島が!
無能な足利将軍家があぐらをかいている京都など、全く相手にもならないんです。
でも、まだ内政建物が足りないせいか…
薩摩からの税収、生産収入はそれほど多くありません。
本格的に収益が発生するまでしばらく時間が要るでしょう。
もちろん細川がそれを見てほっといてくれるわけがありません。
手当たりしだいに島津の領地に捏造してくる細川。
現時点で世界一の大都会、薩摩も例外なくそのターゲットになりました。
果たして島津家は、西日本一帯に居座る細川と足利を打倒して、日本統一へ近づくことができるでしょうか?
次回、「第二次戦国時代! 薩摩隼人、足利を倒す!」をお楽しみください。