アルファベットは数が少なく、漢字は多い… だから漢字は難しい?
英語は26字のアルファベットだけで表記されています。(大小文字を区別しなければ)
英語以外に他のヨーロッパ諸言語も、20~30くらいのアルファベットだけが使われています。
一方で日本語の場合は、常用漢字だけで2000字、
表外漢字まで含めると3000字は軽く超えるといいます。
このせいで「わずか26字さえあれば良い英語」と比べて
「漢字は難しく覚えにくい」という声が後をたたないですね。
中では「漢字を廃止しろ」という過激な意見まであります。
しかし、よく考えてみてください。いくらアルファベットの数が少なくても、
結局英語などを学ぶためには、数千数万の単語を覚えなければなりませんね。
「漢字1文字」は、「英単語1個」に相当する
「漢字2000字」といえば多そうに聞こえますが…
実はそんなに多かったり、特段に手間がかかるわけでもありませんね。
だって英語なども20~30字のアルファベットに加えて、
数千数万の綴りを覚えなければなりませんから。
端的に言えば「漢字1文字」は、「英単語1個」に相当するといえるでしょう。
もちろん日本語では、漢字2~3文字の単語がよく使われていますから、
平均的にいえば、漢字2文字くらいが英単語1個に相当して、
漢字1字は、どちらかといえば英語の語根1つに当たるといえます。
間違っても「アルファベット1字」=「漢字1字」にはなりません!
アルファベット26字は決して少なくない、漢字2000字は決して多くない
英語は26字さえ覚えれば良いから、簡単だ。
日本語の漢字は2000字もあるから、複雑だ。
というのは全く嘘です。
英語は、日本語のように漢字2000字は無いですが、
その代りに数千数万の綴りを一々覚えなければなりませんから。
結局は日本語の漢字も、英語も、分量的にも手間も大して変わらないのが事実です。