ざっくり言えば
- 2018度のPISAテストで、日本は読解などで成績を落とした
- 「漢字混じり文」の長所をまったく活かせずにいる。正直に勿体ない
- 日本語における漢字の長所を十二分活用すべし
成績を落としてしまった日本…2018年度のPISAテストで
今月、PISA(生徒学習到達度調査)2018年版の結果が発表されました。
日本は、残念ながら前回の2015年度よりも成績を落としました。
特に「読解」で大幅な順位下落がありました。
(前回:8位 → 今回:15位)
今回日本が獲得した読解の点数は、アメリカ・イギリスと同じ504くらいしかありません。
その他にも「科学」でもやや順位が落ちたそうです。
一部では「PISAショック」と言われるほど、日本の成績下落はあまりにも深刻で衝撃的なものでしょう。
文春:日本の子どもの「読解力」8位から15位に急落――“PISAショック”をどう読み解く?
日本には「漢字混じり文」があるだろう!なぜそれをうまく活用できなかった?
今回、日本がここまで成績を落としてしまった原因は何か?
うp主は、「日本語の漢字混じり文の長所をうまく活かせなかった事」
もその原因の一つだと思います。
もちろん、これが一番重要な原因ではないのはご存知でしょう。
「漢字を使う=成績が必ず高くなる」とは決してなりませんね。
(さもなければエストニア、フィンランドなどの非漢字圏が、日本より上の順位に食い込むはずがありません!)
実は、PISAがペーパーテストからコンピューターテストへ切り替わったことが結構大きかったかもしれません。
世界各国の学校現場がデジタル化を進めている中で、
日本は未だに紙の教科書が主類であります。
未だにIT化に慣れていない日本の生徒たちにとって、
全面コンピューターテストはキツかったのでしょう。
その他にも色々日本の成績低下を招いた原因は多くありますが…
せっかく日本が持っているの「漢字混じり文」という長所を活かせてなかった点も、決して無視できないと思います。
日本語に深く根付いている漢字をうまく活用することで、日本の文化と学問を世界有数の水準で発達させることができました。
おかげで近代化をスムーズに推し進められたんです。
さらに漢字混じり文のおかげで、日本人は読書に深く馴染むことができました。
かつて日本の読書量は世界首位レベルだったのです。
しかしせっかくの良い習慣が、スマホの普及によって急速に失われています。
上記の「IT化に慣れていない日本の生徒」とは矛盾するかもしれませんが…
スマホの普及に反比例して、読書量が大幅に減ったのが成績低下の一番の原因かもしれません。
より読みやすく読書に馴染むための漢字仮名混じり文なのに…
そしてせっかく身についた良い読書習慣だったのに…
勿体ないですね!
日本語の漢字を十二分活用して、より良い成績をおさめよう
2018年度PISAは、誠に残念な結果で終わりました。
でも、次の2021年のテストでは是非とも巻き返してほしいですね。
我々がすでに持っている「漢字混じり文」という資産をフル活用して、
読書量をかつての水準まで取り戻して…
是非とも次のPISAでは、より良い成績を収めて欲しいんです。