「この世界に、永遠の友はいない」と。
明帝国に対する軍事的脅威に共同で対抗するため、外国と同盟を結ぶ島津幕府。
しかし、せっかく同盟を結んだ国々は…
第6話まとめ:
- 外国と同盟結んだ、けど…
- また明と戦争。今度は中国大陸と陸続きの領土・属国あり
- 同盟国、役立たず
- 朝鮮半島と満州は、明の大軍によって廃墟に
- 結局、大陸権益を多く失った
同盟国?
「本来なら、今ごろ明が大崩壊を迎えるはずなのに… 今でも健在だな、明は。
でも問題なのは明の膨大な陸軍兵力だ。
何度も明の侵攻を受け続けると、せっかく確保した大陸の権益はすべて失われるだろう…」
(v1.29「満州」パッチから、1500年(改革の時代)以降の明国はより容易く崩壊するようになりました。
史実における清の建国の過程を表現するためにですね。
でもこのAARはv1.28.3時点のもの。明はGC終了年度の1821年になっても崩壊しません。プレイヤーの介入がない限り…)
「やはり、明に共同で対抗できる同盟国を探すべし…
というわけでよろしく頼む。ティムール、マジャパヒト」「共に戦えて栄光である」
ぜひともこれらの国が、島津幕府の対明戦争に約立てればいいと思います。たぶん。
次の侵攻が始まる前に、急いで…!
度重なる明との戦争は、必ずしも悪いことではありません。
講和のたびに貰う多額の賠償金も美味いです。
でも何より、明との戦争状態を逆利用してノーリスクで明の朝貢国に殴り込むことができますね。
かつては満州地方を席巻してしまうほどだった朝鮮。
今は…
見事に没落。風前の灯火です。
朝鮮半島南部は日本の直轄領になりました。
そして満州国。
一度壊滅したものの、島津幕府の温情によって(属国として)復活した満州は、国土をほとんど回復した上で、朝鮮半島北部の領地まで与えられました。
…明との休戦期限が残っている今のうちに、内政を整いましょう。
朝鮮分割の傍ら、日本国内に大学を5つ建てました。
内政建物の一つである「大学(University)」は、以下の効果があります。
- 建てたプロビの開発コスト -20%
- 「啓蒙思想」Institutionの伝播を促進(+その啓蒙思想の発祥地になる可能性あり)
- 絶対主義時代に大学を5つ建てる目標が存在。達成すると、栄光ポイントのボーナス(上記のスクショ参照)
…のため、大学が解禁されたら早いうちに建てましょう。大都会として育てたいプロビを5つ選んで。
開発度で世界4位、国家収入も世界2位の経済大国日本。
だけどここで止まってはいけません。もっと殖産興業に勤しみましょう。
「親愛なる市民階級の皆さん。国はあなた達の寛大な寄付を必要としています。我々日本国民全体の未来のため、寄進お願い申し上げます」
市民階級から取り立て…寄進してもらった「寄付金」は、また日本各地に工場を建てるために当てられました。
「ものづくり立国日本」ですからね。
決して無駄に使いませんから安心してください。
そう言えば、明の皇帝が死亡して摂政状態です。
ひょっとしたら新大陸へ拡張できるタイミングかもしれません。
明の新しい皇帝が即位して、また奴らがせめて来る前に、さっさと…
南米原住民を征伐しましょう。今のうちに。
とりあえず宣戦布告ポチッとな。
できたばかりの植民地国家は、先住民の攻勢に耐えきれません。
本体はまだまだ太平洋の向こうからやってくる途中です。
あっ、明で新しい皇帝が即位してしまいました。
摂政が終わり、明はいつでも日本に宣戦できます。
再び宣戦される前に、さっさと先住民国家を合併したいのですが、間に合うだろうか…
また明の宣戦布告。同盟国と一緒に対抗…あれ?
間に合いませんでした\(^o^)/
はい、そもそも明の皇太子が15歳になる間近のタイミングを選んだのが間違いですね。
でも我々には頼りになる同盟国があります。さあ、一緒に戦いま…
「ごめん、やっぱ無理。ぼくちんは外してくれ」
…なんでだ!ならば最初から同盟を断れば済む話なのに…
同盟結んでおいて参戦ドタキャンかよ…
親の顔より見た光景。明の大軍が押し寄せてくる!
ただ、今度は中国大陸と地続きの土地と属国を抱えている状態。
せっかく得た大陸権益は失いたくありませんね。
我が日本の敵国に利する行為は見過ごせません。どんなに些細な金額でも。
和をもって尊しとなす日本としては、すぐにブルネイとクタイに制裁を加えたくはありませんが… でも見過ごせませんね。
薩摩隼人たちの奮戦にも関わらず、衆寡敵せず。
歩兵騎兵砲兵合わせて20万、砲兵だけでも5万も動員してきた明は、日本陸軍をあっさり蹴散らして、朝鮮と満州全域を占領しました。
この日本は、本来なら明帝国に負ける要素が何も無かったはずでした。
…約一点を除いて。
国家経済規模、テクノロジーも世界屈指のレベルで、明とほぼ同等。
海軍力に至っては、むしろこちらが遥かに優勢です。
明に勝るどころか、世界一の規模にまで成長しましたからね。日本海軍が。
明は「軍量(Quantity)」アイデアを選択する確率が極めて高いです。
ただでさえ地の人的資源が多い明帝国なのに、さらに軍量アイデアで追い打ちをかける…
さすがは中国!
人口数だけなら世界一のデカい宗主国様、中国です!
あともうひとつ。せっかくの海軍兵力が、陸戦に対してほぼ役に立たない所。
海近くで陸戦が行われるなら、海軍艦艇もその陸戦を支援する方法はいくらあるでしょう。
敵の補給路を遮断したり、砲撃支援で自軍の陸上兵力を助けたり…
しかし今のEU4の仕様じゃ、海軍は陸戦にあんまり影響を及ぼすことができません。
このプレイ日記の投稿時点ではv1.31実装間近ですが、残念ながら次の1.31パッチでもこの問題点は改善されないようです。
ようやくティムール軍が到着しました。チベット高原とゴビ砂漠を超えて。
しかしそのティムール軍は、やる気が無いようです。
これじゃ明の20万大軍に対して、焼け石に水でしかありません。
文字通り、明軍に蹂躙された満州の惨状。
島津幕府は満州を守りきれませんでした。
陸軍はほぼ全滅、海軍は仕様の壁に阻まれて何もできず。
そして…
ごくわずかの兵力しか送らず、しかも勝手に尻尾を巻いて逃げたティムール。
仕方なく、負けを認めるしかありませんね。
「思い知ったアルか、人海戦術の恐ろしさを。小日本は雑魚アル!」
プロビを2つ明に割譲して講和しました。
チョッパリも※オランケも、みんなしょうもない雑魚ニダ!ホルホル」
語源は、モンゴル北部の「ウリャンカイ」族)
調子に乗ってヘイトスピーチをぶつけてきますね。
何れにせよ、朝鮮は専ら滅びあるのみ」
栄光ポイントも800貯まってきましたね。
時代能力のうちに「絶対的な政府(Absolute Government)」を選びました。
「絶対的な政府」は、1年ごとに絶対主義が1ずつ貯まる効果があります。
革命の時代まではまだ半世紀もありますから、ほっといても絶対主義を50以上貯目られます。
一度同盟を破って逃げ出したティムールの態度はあくまで余所余所しいです。
そのあとティムールは、日本と同盟はおろか、政略結婚を結ぶことさえ二度とありませんでした。
「内憂外患」反乱軍は湧く、明はまた攻めてくる、マジャパヒトは再び逃げ出す
ティムールとは違って、マジャパヒトは素直に再同盟に応じました。
「先日の貴国による敵前逃亡行為は、大目に見ることにした。もう一度同盟を願い申す」
…果たして、一度裏切って逃げ出した奴に、もう一度機会を与えることは正しいでしょうか?
\ ゴゴゴゴゴゴゴ /
フィリピンで反乱軍がわきました。
明との休戦期間の合間を縫い、ちまちまとフィリピン諸国を合併したきましたが、結局は相次いで爆発しました。現地の反乱が。
「させるものか。どのみち、フィリピンは日本列島の一部になるであろう」
最初のうちは弾圧措置(Harsh Treatment)で反乱を抑え続けていましたが、そのたびに消費される軍事点はバカになりません。
もし弾圧措置に入る軍事点を抑えたいなら、わざと反乱を放置して爆発させたあと軍隊で鎮圧する手もあります。
というわけで…
とりあえず湧いてきた反乱軍ユニットは撃破しました。
だがこれでフィリピンが完全に鎮定されたわけではなく、このあと何度も反乱が湧くことになります。
「今が機会ニダ!憎き倭奴を追い出してウリナラを復興するニダ!独立マンセーニダ!」
隙をついて朝鮮半島でも反乱が起こりましたが、すぐ鎮圧しました。
島津幕府の軍隊は、一連の反乱に対応するため、東へ西へ忙しく走り回っていました。
そして目を光らせてその光景をずっと見ていた国があります。
「アイヤー!小日本が各地の反乱に苦しんでいる。今が絶好のチャンス、アル!」
【趁火打劫】『兵法三十六計』のうち、第5計
「敵の害大なれば、勢いに就きて利を取り、剛、柔を決るなり」
平たく言えば、火事場の泥棒です。
しつこいだけでなく、妙なところでずる賢い明帝国が、この機会を逃すわけがありません。
戦争がまた起きた以上、同盟国が駆けつけることは当…
何という臆病者でしょう。このマジャパヒト。
同盟を結んだときは勢い良さそうなくせに、いざ戦が起きたらトンズラ。
一度裏切って逃げ出した奴に、もう一度機会を与えることは間違いでした。
「小日本め、まだまだ反省が足りなりアル!もう一度、我們の人海戦術の恐ろしさを見せるアル!」
「このときこそ海軍の力が必要である。海軍艦艇は、すぐ北京沖の渤海湾を封鎖して、明軍の補給を断ちつつ進軍を遅らせよ!必要あらば近接砲撃も行うべし」
…もしかしたらv1.33あたりからは可能になるかもしれませんが…」
幸い、軍質(Quality)と探検(Exploration)アイデアの組み合わせで得られるポリシー「優れた補給制度(Superior Supply Systems)」によって、人的資源の損耗はある程度抑えられます。
(人的資源の回復+10%、陸戦での損耗-25%)
ただ、中国大陸特有の人口の多さに物を言わせて数の暴力で押し寄せてくる明軍相手では、「人的資源の損耗をある程度抑える」くらいじゃ全く歯が立ちません。
会心の一撃として、中国東南部海岸に奇襲上陸を仕掛けてみたものの…
「小賢しいアル!そんなので我們がまんまとやられるアルかよ!」
やっと上陸した兵力を蹴散らすために明軍のごく一部が戻って来ます。しかも猛スピードで満州から南方へ一気に駆け込んでいます。怖ぇぇ。
今度は逆に、フィリピンで反乱軍が隙をついて湧いてきました。
泣き面に蜂です、もう。
残念、満州国は再び崩壊。大陸権益も崩壊
そして…
今まで満州国は何度も国土が火の海にされながらもよく健闘してきました。
しかし、それももう限界です。
結局、満州が破産を宣言しました。
繰り返す明の苛烈な猛攻に耐えかねて、ついに満州国がポッキリ折れたのです。
満州みずからにとっては、泣き面に蜂、そしてまた蜂ですね。
結局は、満州の相当部分を明国に明け渡しました。
そしてそれでは終わらず、更に10年後…
朝鮮半島まで奪われる羽目になりました。
日本の大陸権益は、明帝国の数の暴力の前で吹き飛んだのです。
「思い知ったアルか?礼儀を知らない野蛮な国は何度もしばくアル!」
それでも内地はしっかり守られてます。世界最大規模の日本海軍によって、
よろしい。我が日本の内地に手を出す者は、海に沈むが良い」
一度吹き飛んだ権益にしがみついてもしょうがありません。
しばらくアジア大陸は諦めて、他のところに目を向けるべきでしょう。
アイデアグループは、すでに探検・経済・軍質・統治まで完成しました。
5番目は攻撃、6番目は革新を選択肢しました。いずれも完成間近です。
すでに日本の陸軍は120%を超える規律を持つ軍隊となりました。
- 島津の4番目NI「釣り野伏せ」(+5%)
- 軍質のコンプボーナス(+5%)
- 軍質+経済のポリシー「兵器品質標準」(+5%)
- 攻撃の7番目アイデア「団結心」(+5%、事実上コンプボーナス)
- 軍事顧問「司令官」(+5%)
- 絶対主義による規律ボーナス(+いくらか)
ここまで精鋭な軍隊にも関わらず、明の大物量には太刀打ちできなかったのです。
逆に言えば、明以外の国となら陸戦で負けるとは思えません。
アジア大陸の代わりに島津幕府が目をつけたのは…
再び南米です。
明との戦争よって南米開拓はしばらく中断となりましたが、これからは本腰を入れて再び南米に進出します。
史実では1533年にスペインの侵攻で滅亡しました。ですがこのプレイでは、なんと17世紀後半になっても生き残っています。
インカの土地は、たちまち薩摩隼人たちの進出目標として目をつけられました。
しかし…本来なら植民競争相手であるはずのスペインもポルトガルも、やけに植民に消極的ですね。なぜでしょう?
その他にもイタリア半島では、また珍しく統一イタリアが誕生しました。
何れにせよ、植民バカ2カ国が弱っているこの状況こそが、日本にとってはいいチャンスです。アメリカ大陸植民するには。
アジア大陸での失敗を挽回するために南米に再進出する日本。
そしてそんな日本の目につけられたインカ帝国。果たして彼らの運命は?
次回「薩摩隼人たちよ、さあ行かう。大軍をあげて南米へ」もお楽しみください!
おまけ:グリーンランドで出会ったかわいい動物たち
明帝国との戦い・南米開拓の裏に、グリーンランドにも進出しましたが…
ホッキョククマとアザラシがかわいいです。
思わずかわいい動物たちを目にして、ちょっと和みました。